ある日のデューラ3
エバ視点


素敵なイラストを頂いた御礼に、JONYさんに捧げますvv
どうぞ貰ってやってください<(_ _)>

なんだ、この不器用さは...俺は開いた口が塞がらないどころか、
あまりのことに言葉が出てこない。

「くそっ、なんなんだよ!!!」

顔を真っ赤にしたデューラが手にしていた洗濯物を壁に叩きつける。
あ〜あ、もう何をやってるんだか。たかだか洗濯物をたたむぐらいで。
まてよ、そういやこいつって、お坊ちゃまだっけか?
それにしても、洗濯ひとつまともにできないとは。よっぽど甘やかされて
育ったんだな。ふぅ。

「デューラ、お前刑務所に住み込んでいた時はどうしてたんだ?
制服はともかく、下着とかの洗濯もしたことないのか?」
「当たり前だろ!なんで俺様がそんなことしなくちゃいけねぇんだよ!!
使用人がいるだろ、使用人がよ。」

俺はまたもや言葉を失ってしまった。
刑務所内の宿舎にも使用人をやとっていたのか...こいつは。
お金持ちのお坊ちゃんってのは俺には理解できないな...。


それよりもだ。こいつと一緒に住み始めたのはいいが、洗濯も掃除も
やったことがない、ましてや食事などとうてい作れないとなるとだ、
やっぱり全部俺がするのか??げっ、なんてことだ。俺は頭を抱えたくなった。
まぁ、俺は手先はわりと器用だし、一人暮らしも長いから一通りのことはできる。
が、それでもめんどくさいことには変わりがないし、
俺もマメな方じゃないんだよなぁ〜。
どうするかなぁ〜こいつに覚えさすのは無理そうだしなぁ〜。
っていうかその前に家が破壊されるか...。


「おい、エバ、何しけたツラしてんだ?早く来いよ!!」

お、もうこんな時間か。

「はいはいっと。」

今からは大人の時間だな。


それにしても俺はなんでこいつを好きになっちまったんだか。
俺はデューラの親父に嵌められて、冤罪のまま刑務所に服役させられた。
入所当日からいきなりデューラに陵辱の限りを尽くされ、それからも毎日のように
嬲られ続けたわけだが、なぜかこいつを憎むことが出来ず、
いつの間にかこいつのことで頭が一杯になっていたんだ。
あれだけ、恥ずかしいことも屈辱的なことも徹底的にされたというのに、
俺にもなぜだかは分からない。
デューラの方もそういう意味で俺を特別に思っていたらしい。
だから俺は、刑期明けにはうまく抹殺処分されてしまうハズだったのが、
そういう事情で無事出所の日を迎えられ、こうしてデューラと共に住む事になった。

俺も自分の気持ちがいまだに分からないが、
デューラもなんで俺を好きになったのか分からないと言う。
ま、それはいいんだ。お互いに好きあってるのは事実だからな。
しかし、デューラのヤツ俺のことをマゾだとか、好きモノだとかいつも抜かしやがる。
俺は断じてノーマルだぞ!そりゃ、男のデューラとそういうことしてんだから、
普通にノーマルってのとは違うかも知れないけど、
断じて、断じて、マゾだとか好きモノだとかいうことはない!!!
俺はそう固く信じてるんだ。
デューラだから何をしてもいいんだ。誰でもいいわけじゃない。そうだろう?
しかし、まっ、俺もデューラにほだされたというか、惚れた弱みなのか、
デューラが可愛くて仕方がない。見た目も黙って立っていればかなりの美人だし、
デューラも俺を好きでいてくれるのが分かる。
普段のデューラはとても可愛いんだぜ。どこがって言われても困るけどな。
だけど、セックスになるとやはりデューラはサディスティックな血が騒ぐらしく、
かなり乱暴に俺を抱く。ま、俺としても、女じゃないんだし、
優しく扱われるのはごめんだけどな。

そう、俺とデューラの関係は、あの頃と変わっていない。
試しに俺がデューラを抱いたこともある。それなりに興奮もしたし、
うまくも出来たが、どうにも二人ともノリきれなかったんだ。
だから俺がデューラを抱いたのはその時だけだ。
やはり、いつもの形が俺たちにはしっくりくるというところなんだろうか。
もともとデューラは鬼畜でサディストな性格だが、それが最近は少し変わったらしい。
なんでも、俺以外のヤツにはサディスティックな興奮をしなくなったんだそうだ。
つまりは、俺以外のヤツを虐めたいと思わなくなったんだそうだ。
鬼畜なのは相変わらずのようだが、俺としては、仕事場である刑務所で
囚人やら看守やらを日々陵辱して欲望を発散されるのは正直面白くない。
別に独占欲ってわけじゃないが、俺以外のヤツにデューラが欲情するのが
イヤなんだ。別に俺がデューラにそれを言ったわけでも、強制したわけでもない。
デューラがそう告げたんだ。だけど、やっぱり俺としては嬉しかったんだ。すごく。


いつものように荒々しくデューラがペニスを挿入する。

「うっ」

一気に奥まで突きこまれる衝撃に俺は呻きをあげる。
デューラは構うことなく乱暴に腰を突きこんでくる。
四つん這いの俺の腰を固定して激しく腰を打ち付ける。
その衝撃に俺は自身を支えられず、腰だけを高く掲げたまま崩れ落ちる。
デューラが後ろから手を伸ばして俺のペニスを扱きあげると、
根元を何かで縛りあげた。

「デ、デューラ!?」
「お前はいつも堪え性がないからな。今日はおしおきだぜっ。」

そうしておいて、挿入したペニスの先端で前立腺を集中的に嬲りはじめる。

「あぁっ、くぅぅ。」

もう俺は声を押さえられない。そんな俺を満足そうに見つめながらデューラは
俺の中に射精する。ドクン、ドクンと撃ちだされる精液を受け止めた。

「うぅっ」

やがて余韻を味わうかのように射精後もしばらく腰を遣っていたデューラが
ペニスを抜き取る。どさっと崩れ落ちる俺を仰向けに返すと、
精液があふれ出してきたアナルにまたペニスを差し込む。

「やぁ、たのむ、イかせてくれ!!」
「うるさい!!」

デューラは亀頭の先端に爪を食い込ませる。

「ぎゃっ、それ、ヤダ、もう触るな!!」

俺の懇願も意に介せずデューラは、なおも楽しそうな表情で亀頭をくりくりと
指で嬲りまわす。

「あっ、あぁっ。」

足を抱えられ、がくがくと揺さぶられながら俺は喘ぐしかなかった。
ようやくデューラが2発目を撃ちだして果てると、戒めを取り除いた。
俺は、まだ挿いったままのデューラを内側から締め付けながら、精を噴き上げた。
デューラがペニスを引き抜くと、アナルからはデューラの放った精液がドロリと流れ出す。
デューラは肩で荒く息をついている俺の額にそっとキスを落とす。
あぁ、俺はこの瞬間がとても好きなんだ。


これだけが、あの頃と唯一違うところ。



<了>

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