『ひな祭り!?』






(C)千歳ちさ

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「なっ!?デューラ、なんだその格好は???」

エバが仕事から帰ってみるとデューラが見たこともない服を着ていた。

「あぁ?おう、エバ!!どうだ?似合うだろう?」
「似合うだろう??ってその服はいったいなんなんだ??」

確かにデューラに良く似合ってはいたが、エバには見たこともない不思議な服であった。

「さぁな?なんでも東の端にある小国の「おだいりさま」っていうヤツが着ている衣装らしいぞ。
「なんだよ、その「おだいりさま」ってのは??」
「王様だな。」
「王様!?」

エバは驚いた。外の国では変わった服を着ているものである。

「俺様にぴったりだろ??くくくっ。どうだ?俺様のいい男っぷりが際立つじゃないか!!」
「そりゃ、たしかに似合ってるけど、どうなってるんだ??
この服は??頭のやつは帽子か!?」

エバは物珍しそうにデューラの着ている見たこともない衣装をまじまじと観察している。
「ほら、エバの衣装もあるぞ!!お前もこいつに着せてもらえ!!

自分じゃ着れないだろうからな。」
「おい、ちょっ、ちょっとまて!!」

エバはいまいち状況をのみこめないままなぜここにいるのか分からない人達の手で、
なんだかよく分からない異国の衣装を着付けられていった。

「おい、デューラ!!これってなんだかお前のに比べて色が派手だし、
もしかして女性用なんじゃないのか??」
「そうだぜ。そっちは「おひなさま」っていうヤツの着る衣装だな。」
「まさか...」
「ああ、いうなれば、俺様の妃になるのか?姫だな、姫。」
デューラがにやりと笑いながら告げる。
「な、なんで俺が姫なんだよ!!」
「そりゃ、俺様が王ならばお前は姫だろう。」

相変わらずしれっとそんなことを平気でぬかすデューラ。

「......。でも、これってなんか恐ろしく俺には似合ってない気がするぞ??」
「あはは、ホントだぜっ、エバ!!お前ぜんぜん似合わないぞ!!っていうか、不気味だぜっ。」
「お前なぁ〜」

エバは心底呆れて、ため息をつく。

「しょうがねぇなぁ〜まぁ、いいや。その服はな、脱がすときが楽しいっていってたからな。くくくっ。」

デューラはそう言うとそのままエバを押し倒す。

「なっ!?こらっ、デューラ!!やめろ!!」

エバの抵抗も空しく紐を一本引き抜いただけで、着るのにはあんなに時間がかかったというのに、
あっという間にばさりとはだけてしまった。

「くくくっ。うまく出来ているもんだな。」

デューラはだけさせたままのエバの足を抱え上げると、
剥き出しになったアナルにペニスを押し当てる。

「うわっ、デューラ、やめろ!!」
「ふん。いくぜ。」

デューラは構わず馴らしも濡らしもしていないアナルに一気にペニスを送り込む。

「うぐぅぅっ、うわああっ。」

エバが引き裂かれる痛みにと圧迫感に悲鳴を上げるがデューラは構わずに腰を送り込み、
深々とエバを貫く。
あまりの衝撃に図らずもエバの目に浮かんだ涙を舌で掬いとると、
デューラは激しく律動を開始した。

「ううっ、ああっ、んぁあっ。」

エバは絶え間なく喘ぎを漏らし始める。
デューラはそんなエバに遠慮することなくぐいぐいと腰を使いながらエバを追い上げていった。


「こら、デューラ!!いきなりやるなよ。」

エバは多少ぐったりとつっぷしたままデューラを睨みつける。

「痛かったのか?だって、なんかお前が色っぽくってよ。」
「本当か??まあいいさ。でも、これってやっぱりお前が着た方が似合うんじゃないのか??」
「ああ、そうかもな。俺様はいい男だからな。着てみるか。」

そうにやりとしながら呟くとデューラは着ていた袍を脱ぎ捨て、
エバの衣装を剥ぎ取ると着付をする人たちのいる部屋へと向かいだす。

「あ、おい、デューラ、これ俺が着てもいいのか??」

エバはデューラの脱ぎ捨てた袍を拾い集め、デューラを追いかける。

「あぁ??ああ、いいぞ。それならばきっとエバにも似合うだろうさ。」
「そうかな??」
「ああ、エバだっていい男なんだからな。」

そうこう言っているうちに、なんとも華やかで、なんとも艶やかなデューラの「お雛様」と、
ちょっとオヤジくさいが、よくみるといい男なエバの「お内裏様」が出来上がった。

「デューラ、お前ってホント美人なんだな。」

エバがデューラをながめながらしみじみと呟く。

「何をしみじみと言ってるんだ??当たり前だろう!!お前もそれは似合うな。
流石、俺様の惚れたエバだぜっ。」
「なんだよ、照れるじゃないか!!」

そして、あまりのデューラの似合いっぷりに今度はエバが我慢がきかずにデューラを押し倒す。
せっかく異国の衣装を着たというのに結局二人は朝までお互いの肌を貪りあい、
異国の艶やかな衣装は朝にはしわしわでみるかげもなかった。



<了>

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